一人の女でもあり“母親”でもあるが故…
結婚するよりも離婚する方が数倍エネルギーが必要!なんて話を聞いたことがありませんか? デリヘルで働くシングルマザーは多くいますが、彼女たちの大半が「恋はしたいけど結婚はもう嫌」と言います。
シングルマザーの生活はとても大変です。子供のために働き、育児や家事に追われ、自分の時間ができるのは子供が寝静まった深夜だけ。父親の役割もこなさなければならないため、精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまう毎日なんです。
だから、少しでも心を癒したい、少しは女でいたいという思いから、“仲のいい男性”がほしいという感情を抱くのだと思います。しかし、独身時代のように恋人になっていずれ結婚という感情にならないのは、子供がいるから。どこかでブレーキを踏まないと、母親の部分をおろそかにしてしまいそうになるからなんだと思います。
彼女と子供の両方を愛し、幸せにできるか…
相談者さんの場合も同じことが言えるのではないでしょうか。「あなたのことが好きだけど恋人にはなれない」というのは、相談者さんのことが恋愛対象ではないという意味ではなく、「これ以上好きになってしまうと自分の気持ちが抑えられなくなる」と理解してあげるべきではないでしょうか。
でも、相談者さんがさらに彼女にアタックするのは控えたほうがいいかも。なにしろ彼女は、「自分の幸せより、子供の幸せを優先できる」しっかりした女性。相談者さんが初婚で年下ということも、彼女の不安材料になっているのかもしれません。「俺が、彼女と子供たちをセットで幸せにしてやる!」という強い気持ちが伝わらない限り、現状から先に進むことは考えられないでしょう。
幼児虐待の加害者の多くが、シングルマザーと同棲している男性(内縁の夫)や再婚相手です。好きになった女性以上に、子供を好きになるくらいの覚悟があって初めてシングルマザーとの将来を見据えた恋が成就するのだと思います。
この記事はZAKZAKに掲載されました。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120914/enn1209141131006-n1.htm