“些細な嘘=必要悪”かも?
愛する人が不治の病で余命いくばくもない状態なら、果たして本当の病名を言えるのだろうか…。やむを得ず風俗で働かなければならない奥様が、ご主人に自分の仕事をカミングアウトできるのか…。本当のことを知らずに幸せでいられるのなら、嘘をつかなければならない場合ってありますよね。
そもそも、人は多かれ少なかれ嘘をついて生きているんじゃないでしょうか。たとえば、外見に自信がない男性から「俺って顔がイケてないからモテないんだ」なんて言われた時、「それはそうだけど、男は顔じゃないって!」なんて言えます?だいたいは「そんなことない、気にしすぎだよ!」と慰めという名の嘘をつきますよね。
他にも、男性は女性経験の人数を誇張(モテる男をアピール)するし、逆に女性は過少申告(尻軽と思われないために)しますよね。こういう場合は、相手によく思われたいという自己アピールのためについてしまう嘘。また、親から勉強しなさいと言われて、「今やろうとおもったのに」という子供の可愛い嘘は自己保身のため。
彼を信じてあげてみては…?
これくらい、人間って些細な嘘をついて生きているんです。相談者さんの彼氏にしても、「今日は飲みにいく」「今日は麻雀」と、すべてをありのままに話していたら、「何で私のために時間を作れないの?」と、彼女を怒らせてしまいそうだから仕事を理由(嘘)にしていたんじゃないでしょうか。
とはいえ、後で嘘だと分かってしまうのはショックだろうし、信頼関係を損ねてしまっては意味がありません。私が思うのは、彼が嘘をつかなくなる方法を模索するより、彼が嘘をつくのは「相談者さんを傷つけたくないという彼なりの優しさ」だと理解して、彼を信じてあげることが大切なんじゃないでしょうか。
この記事はZAKZAKに掲載されました。
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