お悩みNo.64-デリヘルの“性病対策”って?事情があって風俗で働いて稼がなければならない状況です。本番行為は嫌なのでデリヘルで働こうかと思っているのですが、性病に感染するかもしれないという不安が強く決心が揺らいでます。デリヘルのお仕事って、どういう性病対策があるのですか? 仮に性病になったらクビになるのですか?


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可能性はゼロではありません!
相談者さんのような業界経験のない女の子が、風俗で働くことに対して抱く不安要素は「身内や知人にバレないか」と「性病にかかるのでは」の二点がダントツ多いんです。身内バレに関してはまた別の機会でお話しするとして、今回は性病についてお答えしたいと思います。

 まず最初に言っておきたいのは、「性病に感染することは稀だけど、可能性はゼロではない」ということ。つまり、風俗のお仕事は、それなりのリスクを伴うことを理解してください。

 性病はの多くは粘膜や傷口などを通じて感染します。また性病の中には(男女のどちらかに)自覚症状がないものもあり、知らず知らずの間に感染を広めてしまう恐れが十分にあります。しかし、自分が注意することで、リスクを低下させることができるのも事実。安心してお仕事をするためにも、下記の点に注意しておくことが大切です。
お店選びが一番大切!
1.体調管理と生理

 体調が悪いときや生理中は免疫力が低下するため、性病に感染する可能性が高くなります。もちろん自分の体調が万全でないときは、お客様に満足していただく接客もできません。カサブランカグループでは、生理中や体調不良の女の子の出勤は禁止しています。出勤は、体調が万全なときだけにしましょう。

2.衛生管理

 イソジン(うがい薬)でプレイ前、プレイ後にうがいをして口内を殺菌し、グリンスやクリアレックスといった殺菌洗浄料を使用してお客様の体(性器)を洗いましょう。完璧な性病予防対策とは言い切れませんが、全く無意味なことではありません。

3.コンドームの使用

 性器を洗うときに痛がったり、ペニスに傷や変なブツブツがないかなどをチェックしましょう。そういう症状がある場合は、感染する確率が高いためコンドームを使用してサービスします。嫌がるお客様もいるとは思いますが、自分の身を守るのは自分しかいないことを理解してください。

4.痛いときは正直に

 お客様の中には、「激しく攻めれば女の子は喜ぶ!」と勘違いしている方が多くいます。アソコの中が傷ついてしまうと、感染率が高くなるだけではなく、仕事を休まなければならない場合もあります。痛いのを我慢して感じるフリをする女の子も多いのですが、そこは「痛いのでもっとやさしく攻めてください」と正直に伝えるべきです。

5.性病検査

 性病にはそれぞれ潜伏期間があります。今日の検査では大丈夫だったとしても、数日後の検査で発覚することがあります。出勤状況によっても異なりますが、最低でも月に一度以上は検査を受けましょう。また病院にいくのが恥ずかしいという女の子のために、検査キットを常備しているお店もあります。自分自身が安心して働くためだけでなく、知らぬ間に感染者を増やさないためにも、定期的に性病検査を受けましょう。

6.お店選び

 一番大切なのは、お店が女の子のことを考え、大切にしてくれているかどうか。勇気を振り絞り、カラダを張って働くのだから、「生理中でも出勤させられる」「イソジンや殺菌洗浄料を支給していない」、さらには「性病対策を指導してくれない」お店は要注意。安心して働ける環境が整ったお店を選ぶことが一番大切かもしれませんよ。

この記事はZAKZAKに掲載されました。

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