正直に生きるのがベストかもしれませんが・・・
誰にだって、人には言えない過去があるもの。「今が大切だから、過去は問わない」と考える人は多いと思いますが、それはあくまでも“過去の内容次第”。知り合いの女性から「私・・・元風俗嬢だったの」と、いきなりカミングアウトされて驚かない人はいないと思います。
ましてやそれが、結婚前提に付き合っている彼だとしたら、「今の君が大切だから、過去は気にならない!」なんて恋愛ドラマのような展開になるでしょうか? むしろ「なんで今まで黙ってたの? 先に聞いてたら付き合わなかったのに!」と、結婚が破談になりそうな気がしませんか?
では仮に自分の過去を正直に伝え、それを彼氏さんが受け入れてくれて無事にゴールインできたとします。しかし、相談者さんは秘密を告白したことで気分が少し楽になるでしょうが、彼のほうは「自分の彼女が元風俗嬢だった」という誰にもいえない秘密を持つことになります。
「浮気をするなら、絶対にバレるな。仮にバレでも絶対に認めないのが相手のため」と言いますが、今の状況はまさにそれ。相談者さんがカミングアウトすることは、彼に色んな不安や悩みを背負わせることになるんですよ。
自分でも忘れてしまいましょう!
もちろん、愛する彼女の過去を問わない男性がいないという話ではありません。しかし現実的な問題として、風俗で遊ぶのが好きな男性でも、「風俗嬢と付き合うのは嫌」という人がいるくらいですから、相談者さんが自分の過去を打ち明けるのは止めておいたほうがいいでしょう。
私たちのような、風俗業界に身を置く人間なら理解できることも、一般の人には理解できないことがたくさんあります。風俗嬢だった過去は消せないけど、少しずつでいいから、風俗嬢だったという記憶を風化させるのが一番ではないでしょうか。
この記事はZAKZAKに掲載されました。
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