AVが女性を喜ばせるための教科書?
アダルトビデオ(以下AV)をオナニーのオカズとして育った童貞君や女性経験が少ない男性たち。彼らに共通しているのは、今まで見てきたAVが女性を喜ばせるための教科書だということ。風俗を利用されるお客様にも多いのですが、ムードを作るとか優しく攻めるといった、女性を思いやるエッチの大切さを全然理解してないんです。
だからこそ、「女性が先にフェラをする」、「高速手マンで潮を吹かせる」、「言葉責めをすれば喜ぶ」、「ガンガン突く」、「フィニッシュは顔射」、「精液を飲む」という、AVでよく見かけるプレイが当たり前(女性が喜ぶセックス)だと刷り込まれてるんですよね。
相談内容を見る限り、相談者さんの彼も、アダルトビデオ(以下AV)の影響を受けすぎているとしか思えません。いくら性癖とはいえ、彼女が嫌がっているのにそれを止めない時点で恋人として問題ありだし、仮に“興奮するとサディスティックになる人”だとしたら、もっと苦痛を伴うような過激なエッチにエスカレートする危険性が高いと思います
一番大切なことは“相手の嫌がることをしない
風俗業界で顔射やゴックン(精飲)というオプションがあるのも、AVの影響によるものと言われています。しかし、「ゴックン」や「顔射」が、どうしてプレイ代とは別に料金が発生するのかを考えてみてください。さらに別料金が発生するのにもかかわらず、NGプレイにしている嬢が圧倒的に多いのかということも…。
人間の性格や資質なんて、そう簡単に変わるものではありません。ましてや性癖を変えるのは至難の業かもしれません。それでも彼を変えたいと思うのなら、「ムードや優しさのないセックスは受け入れられない」と別れを覚悟で彼に伝えるしかないでしょう。相談者さんを本気で愛しているのなら効果があると思います。
セックスだろうが人間関係だろうが、一番大切なことは“相手の嫌がることをしない”という思いやりの気持ち。個人的には、今すぐ別れを選んだ方が、相談者さんのためだと思いますけど…。
この記事はZAKZAKに掲載されました。
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